コンテナの屋根は破れて雨漏り

当時からコンテナのテントは数箇所破れていましたが

だんだんと裂け目が広がって、野放し状態になっていました。

下の鉄板も錆びてボロボロになる寸前です。

奥の方には少しだけ木製の部分があります。

これはヘリコプターを格納する際に、タイヤが来ないので

後ろ1mぐらいの部分は鉄板を貼らずに

木製デッキのままになっているからです。

…それが致命傷となっていました。

 

40フィートコンテナの扉を開けてみると

まるでパンドラの箱を開けるような気持ちで

40フィートのコンテナの扉を開けてみました。

以前ヘリコプターを入れていたので

空になった燃料タンク、オイル、作業工具など

いくつかものが置いてありました。

 

資材置き場40フィート改装

5年ぐらい前のことです。

岐阜県川島町に40フィートのコンテナを1個降ろしました。

もとはヘリコプターの格納庫だったもので

屋根を高くして、テントが張ってあります。

ただこのコンテナ、置いたのはいいのですが

入口が奥の方にあるため荷物の出し入れが大変不便で

正直なところあまり使用していませんでした。

手前にある銀色の12フィートのコンテナは

側面にシャッターがあり、開閉が便利なので

草刈り機、燃料、発電機、オイルなど

使用頻度の高いものを収納して使っています。

もう1つ20フィートのコンテナも置いてあるのですが

やはりこれも側面を開ける格納庫で

こちらにはあまり使わないものなどを置いています。

横の開閉扉とシャッターでさっと開けるのとでは

明確に使用頻度が違ってきます。

40フィートとなると、9m以上の長さで奥行きが2m

このスペースを使用しないのは、機会損失になっています。

草刈りをした後に、この40フィートの屋根の改装などを

思い切ってやらないといけないなと思っていました。

40フィートの改装をどうするかプランを練って

とりあえず屋根のテントを外して折板を貼るということと

横にスライドで開くようにしてするという計画を立てました

 

岐阜県資材置き場の草刈りを終えて

「草刈り」と言っても、鎌で根っこをちょこちょこ刈るような簡単な草刈りしかしたことがありませんでした。

実際この規模の草刈りになると、道具によって作業能力が明らかに違うことを強く実感しました。

最初に草刈機を持ち込みましたが、竹は草ではなく木です。

木なので、やはりチェーンソーが必要でした。

しかし竹はまんべんなく生えているので、チェーンソーでも埒が明きませんでした。

とりあえずは竹の上の方だけを切ったのですが、10日後にはもう芽が生えてきていました。

このままでは、また来年も同じことになると考えて、今決断してやっておかないといけないと思い、根を取り除くことにしました。

これで2~3年は安心できるのかなと思います。

また経過を観察しながら除草剤を撒いたりして、草がボーボーに生えないようにする注意が必要なのかと思いました。

HRB509

岐阜県資材置き場 草刈り前後

お客さんが中古機械として置いている

ステンレスのタンクや脱水槽などの染色機器が

もう草に埋もれて何が何だかわからない状態にはなっていました。

蔦性の植物を切り込んで機械の下に除草剤を散布しました。

一段と綺麗になり、トラックで荷物の移動なども行いました。

綺麗に作業を終えることができたので良かったなと思いました。

 

岐阜県資材置き場 コンテナの上もチェーンソーでカット

高所作業車を入れて、チェーンソーで

木や蔦性の植物を切り込んでいきました。

 

そうすると上の方が綺麗にすっと空いたので

板金工事、屋根の折板などの作業が楽になりました。

 

岐阜県資材置き場 竹の根のボリューム

竹の根を効率よく抜いていくと

それだけでトラック一杯ぐらいのボリュームになりました。

トラック一杯のボリュームというのは

2m×5mの4トン車が、ほぼいっぱいになるぐらいの量です。

これだけの根が土の中に埋まっていたということは

またこの土の中で根がどんどんと生えてくるのだと思います。

『また来年』ということはなくても

『また2~3年後』には、この竹の根を刈に行かないといけないなぁと思いました。

 

 

岐阜県資材置き場 土が見えてきた

岐阜県資材置き場 土が見えてきた

やはり、重機でバケツで掘って、竹の根を取り続けると

綺麗な山土が見えてきました。

縦横無尽に張り巡らされた竹の根が取れてくると

山土がどんどんと見えてきたのです。

とっても嬉しく思いました。

 

岐阜県資材置き場 竹の根を抜き取り、重機投入

一時的に草を刈ったのはいいのですが

竹の成長は凄まじく早いので、わずか1週間から2週間で

竹の芽が数㎝(3~5㎝)出ていることがわかりました。

そうなると、来シーズンには1mぐらい伸びてしまいます。

せっかくこれだけ草を刈ったのに…

来年にはまた草に覆われてしまうことを想像するとゾッとします。

それならばどうすればいいか…

とりあえずは、竹の根を全部抜くことです。

そこで重機を2台投入しました。

1台はバケットで掘るチーム

もう1台は掘った根を引き抜き、木バサミなどを使って

竹の根を取っていくチームです。

竹の根は、かなりのボリュームがあります。

しかし、ここで怯んでいては来年の草刈りがまた大変になります。

何としてでもこれらを断行しなければいけません。

 

 

岐阜県資材置き場 木が屋根にかぶさる

やはり一番の問題は、破れてきた40フィートのテントの

屋根の張替えをどうすればいいかということです。

やはりテントでは対候性といった面で

厳しい自然に耐えての長期保管は難しいと思われます。

ですからテントではなく、「屋根(折板など)」を取り付ける必要があります。

しかし、この折板への取り替え作業は

松や蔦などの木が覆いかぶさってくると困難をきたします。

ではどうすればいいか…

高所作業車とチェーンソーを持ち込んで

これらの木の枝を伐採する以外ありません。

ただし地面が平坦ではないので、重機などを使って

道を平坦にすることから始めなくてはいけないことがわかりました。

これらの問題点を解決するために

更なるアクションをとらなければいけないことが明確となり

次回の作業の計画案を練り始めました。