近所の佐藤さんちで考えたこと

会社の近所の佐藤さんという方から、連絡があり「金属くずを処分したいから、一度現場を見てください。」との連絡がありました。
見に行くとなんとそこは、足の踏み場もないウナギの寝床のような奥に細長い倉庫兼作業場でした。
曾祖父が、まだ青いバナナを購入保存して、ガスを利用して黄色い色を付けるバナナの販売をしている作業場でした。
昔の人は、物の無い時代に生まれ中々物を捨てられずにとっておく事が多く取り置きの昔の逸品が、所狭しと積み上げられていました。
奥の棚やクレーンを利用して地下のピットからバナナを釣りあげる為のつり上げの鉄製の器具などが、道を塞がれて出すことができない。
どうしたものかと困っていました。
男手がなくて、人も二人いるにはいるが、昼間の仕事で忙しくてそれどころでない、金属製の陳列棚が3本ぐらい、3階の別の場所にあるが、ねじが固くて外れないからどうしようかと困っていたところ「山下商店さんやってくれない?棚の分解作業を頼まれると費用が掛かってしまうから、電動工具などの道具を貸してあげるから、そっちでやってください。」とのご依頼でしたが、『その10歳の小学生でもできますよ』と言ったら、その場に居た小学校5年生の男の子が『えっ!?』反応して、首がプルプルしていました。

これは何からやるにも相当時間がかかりそうな作業でした。