先日トラックの営業マンが…。

 

さて、先日トラックの営業マンが、早いお盆の挨拶に来ました。私がその営業  マンに「消費税の駆け込み需要で、忙しいのも一段落しましたか?」と、聞いてみました。すると「実は、トラックは今納車が5ヶ月待ちなんですよ。

怖いのはこれからです」とのこと。さらに営業マンは続けます。「東京オリンピックが決まり建設ブームが起きて人手不足だと聞いていました。ただ、人手だけではなくて資材や物資なども深刻な供給不足で・・・私たちも悩んでいます。以前、大型ダンプは1年待ちでしたが、今は2年待ちの状況だそうです・・・」と。

私が「へ~半年先の景気も見えないのに、みんな2年先の景気って読めるんですかね?」と聞いてみると、営業マンは「頼む方は“今”間に合ってない状況で、 順番が後回しになって遅くなるのが嫌なんですよ・・・。だから“とりあえず”頼んで おこうと。

 

だから、逆に消費税増税の反動で、もし、急激に景気が冷え込んだら  キャンセルが出て在庫の山となってしまうわけで、そんなことにでもなったら・・・。 もう冷や冷やですわ(汗)。でも“とりあえず”今は、おかげさんで目の前の仕事を こなしていくので精一杯です」とのこと。

ちなみに、営業マンが教えてくれたのですが、そんな需要過多な状況にもかかわらず国内でダンプのボディーを製作する会社は、なんと2社しかないそうです。

 さらに工場を増設したり設備や人員を増やす予定は一切なく、急激な需要増加の状態でも現有の勢力でやっていくそうです。それはすごいなぁと感心していた私に営業マンがさらに教えてくれました。「そういえば、もっとすごい所がありますよ。  

コンクリートミキサーの製造は国内に1社だけです。それも岐阜県にあります。ちなみに、こちらも設備の増強とか考えてないですね(笑)」

迫り来る(来てる?)急激な景気の変動にも物ともせずに、我感知せずでマイペースで仕事を続ける。老舗企業の図太い経営姿勢に感服いたしました・・・。