燃料タンクの解体撤去

 

ただいま、燃料タンクの解体撤去作業の下見に来ています。

 

そもそも燃料タンクの構造ですが、タンクの上部には屋根があり、一番底の部分には底板があります。

屋根と底板の間には、まるでずん胴鍋のようにも見える円柱状の外壁部分があります。

 

燃料タンクは、「缶詰」を大きくしたような形をしていますが、缶詰が上蓋も底蓋も、円筒の胴部のどこをとっても一枚の金属板で作られているのに対し、燃料タンクの天井部分は、円の中心から放射状にのびた鉄骨の骨組みがあり補強が施されています。

天井部分以外は、缶詰とよく似た構造と言えるでしょう。

外壁は、鉄板でぐるりととりかこまれ端と端を溶接してありますし、その下に底板があります。

 

この構造があるため、燃料タンクは上部から順番に少しずつ切断することで解体作業を行うことになります。