「ゆとりは甘い」とはよく聞きますが・・・ その2

詳しく伺ってみると

「昔も今も、自分たちがそうであったように、若い男の人、女の人の夢はそんなに変わらない。男の人は可愛いお嫁さんをもらいたいし、女の人は素敵な旦那さんと結婚して幸せな生活がしたい。ただ世の中が急激に変化したから、昔ながらの一般的な夢のハードルが上がって見えて、難しくなってきたと思っているだけ。でも若い人達は、サケの遡上のようにそれを乗り越えて頑張ろうとしてる。見てたら応援したくなるのが人情ってものよ」

とのことでした。

たしかに、ゆとりと言われても若い子の大半は夢を持って頑張っている。それに比べて我々大人はどうか?

45、50になって目をキラキラさせながら「俺(私)の夢は・・・」と熱く語る人はなかなかいない。日々の仕事や子育ての忙しさにかまけて、夢を見ようとしない。

日本が経済的に悲惨な状況が続いてしまったからか、つい夢を見ることがタブーのようになってしまい、いつの間にか夢を見ることさえ忘れてしまっている・・・。

また古川ご夫妻はこうもおっしゃっていました。

「ゆとりは甘い、ゆとりはダメだと言うけれど、うちの子たちは夜遅くまで働くし、本当に頑張るよ」と。

私自身はどうだろうか?古川ご夫妻のお話を聞き、夢を見るゆとりを持った大人でありたいと反省しました。