“曖昧さ”より、明確なルールを その1

さて、会社は家族とは言われますが、家族のように“曖昧さ”を持ったままでは、いつしかトラブルが起きます。明確なルールを決めないまま会社が大きくなって、大きなお金も動くようになり問題が起きるとはよく聞きます。

まだまだお金がないときは「お金はないけどみんなでがんばろう!」と家族のように一致団結していたのが、いつしか社長が(ダメとは言いませんが)いい車に乗ったり、豪遊したり・・・。そして、それを見た社員が不満を持って自分の都合を優先したり不正を働くようになってもそこに明確なルールがなければ、それを咎めることもできません。

なので、やっぱりそこまで会社が大きく成長する前に、ルールというのは決めておく必要があると思うのです。それは就業規則であったり雇用契約だったり。

ちなみに“家庭”には厳格なルールは必要ありません。そこには“曖昧さ”が必要です。

それは夫婦でも親子でも一生続く関係だからです。例えば、社長の奥さんが社長に

「私のことどれくらい好き?」

と聞き、曖昧さ持たず「32%」などと答えたら 最悪な状況になるわけで、そこは「大好き」と答える“曖昧さ”が必要です(笑)。