創業秘話、親戚がワッフルの製造・販売でうまくいっているらしいので菓子製造業へ

有楽製菓を創業したのは、河合伴治社長の父親です。

第二次世界大戦の時は戦闘機の整備をしていた人で、機械いじりが大好き。その特技を生かしてパチンコ台を作り、パチンコ屋を創業したのです。

しかし、「子どもが大きくなった時、パチンコ屋では肩身が狭いだろう。どうしようか…」と悩んでいたところ、親戚がワッフルの製造・販売でうまくいっているらしいとのウワサを聞きつけ、2日間だけ修業に入るや、「俺ならもっと美味しいウエハースを安く大量に製造できる」と言い放って、昭和30年に独立起業したといいます。

(今ではとても考えられないのですが…)ウエハース製造の機械を開発し、一人で数台の機械を同時に扱えるようにして、美味しいウエハースを安く大量に製造することに成功しました。

これが今の有楽製菓の基礎を作ったと言えるでしょう。その後も徐々に業務の幅を広げ、大手菓子メーカーの協力工場として事業規模を拡大していったのです。