そして、先日、あるお客様と“経営”においてもこれからは、前に進む勇気と同様に大事だなという話をしていました。
釣りではずぶ濡れになって母親に怒られるだけですみますが、経営はそうはいきません。そのあたりの判断が、いま経営者には厳しく求められているのかなぁと最近思っています。
最近アメリカでは、イラン・イラク戦争の軍事関係者OBが企業にスカウトされ、最前線で活躍しているそうです。たとえば、米ゼネラル・エレクトリック(GE)では、全世界にいる従業員30万人のうち1万1000人を米軍出身者が占めています。そのうち数百人が陸軍士官学校出身者です。
今年からは、日本の大手金融機関でも経営陣を含む行員らを対象に、英国式海兵隊の集中研修を取り入れるようになりました。実戦によって培われた無駄のない組織力、統率力、攻撃力、敵情報収集等それぞれの役割分担がしっかりしていることや、全体として統率を維持できる組織運営術の能力の高いことが理由です。リーマンショック以降、企業組織の建て直しと活性化が求められていることのあらわれでしょう。
つまり、戦場という極限状態で、個々人に組織全体の目的に沿った行動を確実に取らせるリーダーシップ力に、企業は注目しているのです。
大物を釣ろうとするのですが、なかなか釣れません。
最初は陸のところから釣っているのですが、「手前だと釣れないなぁ」と言ってどんどん前に進んでいきます。
そして、浅いところにいないのなら深いところにいるのではと、目に見えない獲物を追って、むやみやたらにどんどん前に進んでいきます。(まるで戦略のない社長のように・・・)
すると、岩に足を掛けていたつもりが、苔がはえていて、ズルッと滑り、「ああああああああーーーーっ!!」 バッシャーン!!もう全身びしょ濡れです・・・。家に帰っては母親にこっぴどく叱られていました・・・(汗)。
いま考えてみると、人間は危険をおかしてでもやりたい目標や願望があり、また欲深い部分もあるので、失敗するまで前に進んでしまうところがあります。
そして、先日、あるお客様と“経営”においてもこれからは、“撤退”する勇気が、前に進む勇気と同様に大事だなという話をしていました。
釣りではずぶ濡れになって母親に怒られるだけですみますが、経営はそうはいきません。そのあたりの判断が、いま経営者には厳しく求められているのかなぁと最近思っています。
「三方よし」の知恵は、近江商人の商売そのものに深く関わっています。
天秤棒をかつぎ全国へと旅立って行くときに、近江の商いは、「他国の商い」であるから、行った先の土地の人々に理解してもらわないと長く続かないし、商人として成功できませんでした。
「此処で儲けて、みんな近江に帰るんだろ?」
と思われたら商売ができない・・・。だからこそ地元に配慮した商売が必要でした。それが、売り手よし、買い手よしに加えて、「世間よし」が入って三方よしになった理由です。
それに引き換え、今の世の中は、「三方よし」とは程遠い気がします。一方だけが満足して、他の二方がとても苦しんでいても、知らない顔をしています。
大きな成功を手にしても、後輩たちにも参考になる家訓を多く残し、自ら自分を厳しく監督した近江商人。彼らは、決して利益のみを求め続けたわけではありません。それこそが本当の、商人道のルーツではないでしょうか?
リーマンショック後、アメリカのオバマ大統領が、「一部の不心得な投資家が発端で引き起こされた金融危機が全世界に影響を与えた」と残念そうに演説していました。アメリカにも「三方よし」の精神が、あったら良かったのかなと思います。
最初この工場に入ったときにいろんなパンが置いてあり、コンビニに置いてあるお馴染みの白いビニールに入っているパンだったので
「え、これコンビニで売ってんですか」
と訊いたら
「いや、うちはコンビニはやらない。ここで作ったパンは病院とかに卸してそしてそこで販売の許可を得てそこで売っている」
「ということはあれですかパンを作って直接自分から売るというってことは製造直売ってことですか」
「そうだよ、そうじゃないと今どきパン工場なんて経営できないよ」
…というような勢いでいろいろと商売の話をさせていただいていました。
愛知県の郡部とか岐阜の中津川とか地方にいろんな病院や老人施設があります。そこにパンを卸して売ったりそしてなんと移動販売車も持っていて、といろんなことを展開をさせているパン屋さんのお話でした。
11月5日となりました。今頃になり半沢直樹のユーチューブをまた見ています。
今でも人気が凄いのですが。
あの最初からの「恨みます」でいきなり始まり。
中学生から成人して、大人になり結婚してもその気持ちを持続していて最後はチョットそこまではと思いますが…。
私自身も仕事でも気に障ることもありますが。
まあ、それはそれとして、気持ちを切り替えたりそのままスルーします。
あのドラマを改めて、見てみると世に中には、仕返ししたい人が、いっぱいいるんだと。ちょっと驚きました。
あまり人を恨んだり、いじめたりたりしていると、逆に仕返しをされたり、また、やり返したりと「コノヤロー」と奮起することもありますが、ブラックのエンジンで走り続けるのもしんどい気がします。
性善説の心で「感謝して生きること」の再発見にもなりました。
ホワイトのエンジンで走りたいですね。
後記
11月3日に大阪でランチェスター西端○○周年の記念講演に参加しました。メイン講師は、竹田陽一先生、スピーカーは㈱関西金属 加藤社長、ほっかほっか亭2店舗で、年商1.2億の岩田社長でした。
まだまだ景気が上向かないと言われていますが、元気な経営をされている人もいるのだと再認識しました。