戦艦大和に学ぶ不遇の時代の過ごし方。
愛知県名古屋市鉄くず回収、スクラップ処分、てつくず処理の山下商店 山下良太郎です。
第一次世界大戦後
かってネーバルホリデイと呼ばれた
十年間軍縮の時代がありました。
この時期、日本は、就業規則による勤務体系、
検査機器の開発ときちんとした計測
この戦時中の時代を含めて戦艦の製造技術は、
その後の産業にも大いに貢献しました。
たとえば、船首に使用された球状艦首(バルバスバウ)は
速力27ノットで8%の造波抵抗を減らすため
世界の大型タンカーや漁船に至るまで幅広く使用されています
また、「大和ホテル」と言われ
真夏でも船の中は27℃に室温が一定に保たれたエアコンの技術や、
その他の冷凍・冷蔵技術は家電技術へと応用されています
不遇な10年間ではありましたが、
実はチャンスでもありました。
この期間に日本の製造技術は飛躍的に向上しました。
また、生産の合理化と測定技術が進み、
カリキュラムに沿った就業の規律等なども調えられたのです。
10年間も軍艦の製造の減少が続けば、
今までの技術も衰退していくという危機感が、
量産型の製造から質を重視する製造へと、
日本の軍艦製造技術を変換させ、
さらに上へと進化させていきました。
どんよりとした景気が続きますが
これをチャンスととるか不遇ととるかで
その後の人生に与える影響は大きいと思います。