弥富のビニールハウスにて

鉄屑の回収業という仕事をしていて、たまに、普段まったく予想していない、ありえないお客さんからの話を聞くことがあります。

それは弥富の会社の紹介で、弥富のビニールハウスの「花のベンチ」の解体撤去を依頼されたときのことです。

亜鉛メッキの足場のパイプとアングルで作られた、1ブロックが4m×50mの花の台です。これが、8ブロックあります。1ブロック解体するのに、3人で1日かかります。

外はまだ寒いですが、ビニールハウスの中は気温30度あります。

作業中は、汗だくです。作業の中盤を超えて、もうあと少しで3分の1ぐらいになり、そこの奥さんが、ポソッと昔の話をしてくれました。

元々は、花の運送をしていたそうです。

10年前にビニールハウスを建てたそうです。

リーマン前で、商売としては結構良かったそうです。

その5年後に、社長が病気で亡くなり、奥さんが、その後を継続していましたが

奥さんも体調が悪くなり、半年後仕事に復帰しましたがリーマンショックの1年後にぱったりと花が売れなくなり、仕事をやめる決意をしました。

幸いにも、ビニールハウスの新しい借り手も現れて賃貸の契約も決まりました。

新しい借り手は、ハウスのベンチは不要とのことなので機材の撤去解体の業者を探していたところでした。

お客さんの紹介で、お仕事させていただきました。

人の繋がりの大切さを改めて感じました。

これからも、人と人との繋がりを大切にしていきたいと思います。

後記

年度末を過ぎたら、反動があるのではと。

もう心配をしている人もいます。

色々と言われていますが、気にせずに今を大切にして仕事に取組みます。