錆びていても鉄くずとして処理ができます。

愛知県名古屋市鉄屑回収、スクラップ処分、てつくず処理の山下商店 山下良太郎です。

鉄くずとしての買い取りは錆びがあってボロボロのものだとしても中の鉄の成分は特に問題はありませんが、やはり歩留まりとしては若干価格も下がってしまうという事を加味していただければよいと思います。

錆びていても鉄くず

錆びた鉄くず

買い取り可能な鉄くず

しかしこうした鉄は溶かし再利用となると、例えば料理をする際灰汁が出て泡立ったようになるような現象が起き鉄も泡立ったようになります。

 

金属のさびは、その金属が酸化されることによってできるんだったね。酸化とは、もともとは字のとおり、ある物質と酸素とが化合することをいっていたんだけれど、現在は、物質を構成している原子から、いくつかの電子がとりさられることと考えられているんだ。

すべての物質は原子という、非常に小さいつぶが集まってできているんだったね。

原子はさらに、プラスの電気をもつ原子核と、そのまわりをまわる、マイナスの電気をもついくつかの電子からできているんだけれど、ふだんは原子核のもつプラスの電気量と、電子のもつマイナスの電気量は同じなので、たがいに打ち消しあって、原子は電気をおびていない中性の状態になっているんだ。

ところが、中性の原子からいくつかの電子がとりさられると、その原子はマイナスの電気量が減ってプラスの電気をおび、反対によそから電子がつけ加えられると、その原子はマイナスの電気量がふえてマイナスの電気をおびることになるんだ。

このように、原子がプラスまたはマイナスの電気をおびたものをイオンといい、このうち、プラスの電気をおびたものを陽イオン、マイナスの電気をおびたものを陰イオンとよんでいるんだ。

前にもいったとおり、酸化とは原子から電子がとりさられることだったよね。つまり、原子が陽イオンになるということなんだ。金属原子には、じつは陽イオンになりやすい性質があり、これを金属のイオン化傾向といっているんだ。この傾向は金属の種類によってちがうことが、実験によって確かめられていて、傾向の大きいもの、つまり陽イオンになりやすいものから順にならべたものが金属のイオン化列(表参照)といわれるものなんだ。


これでわかるとおり、さびやすい金属とさびにくい金属とのちがいは、その金属のイオン化傾向が大きいか小さいかのちがいで、イオ化傾向の大きい金属ほどさびやすいということなんだね。たとえばアルミニウムと鉄とでは、アルミニウムのほうがさびやすいということなんだ。でも、アルミニウムの白っぽいさびは、前にも説明したとおり、内部を保護するさびだから、見た目ではアルミニウムはさびないようにみえるんだよ。

イオ化傾向とは、

金属が水又は水溶液中で電子e-を放出して陽イオンになろうとする性質。

イオ化傾向の大きい  陽イオンになりやすい→電子を放出しやすい→酸化されやすい

 

イオ化傾向の小さい   陽イオンになりにくい→電子を放出しにくい→酸化されにくい

 

山下商店 スタッフ一同

山下商店 入口