真鍮コロ
真鍮コロは、一般的には真鍮と呼ばれ、もっとも使用量が多く、種類も豊富な銅合金で、銅と亜鉛の合金にさらに添加元素を加えて特性を向上させた金属材料です。 この亜鉛との比率と添加元素は、電気伝導率、沸点、熱伝導率、耐食性、加工性などに影響してきます。 丹銅は、特に見栄えがする銅で、黄銅の一種のため、銅と亜鉛の合金です。 亜鉛量は4%~22%で、色合いは銅赤色から薄いオレンジ色です。
快削黄銅棒や板、条、鍛造用黄銅棒などの純粋な黄銅(真鍮)で全く不純物のないものをいいます。
快削黄銅棒・板・条や鍛造用黄銅棒などの品質の良い切り落としのこと。 金属加工過程で発生し、真鍮棒コロ・黄銅棒コロと呼んでいます。 特殊な合金系の真鍮はこれに当てはまりません。 3m、5mなど長い棒材のまま発生することがありますが、基本的には切断などの二次加工を必要としない細かなもの(ドラム缶に入る程度のサイズ)を指します。 真鍮ダライ粉とともに代表的な真鍮スクラップです。 真鍮製の鋳物製品で、弊社が扱う中では各種バルブ類、設備系の継ぎ手などが多くあります。 鉄などの他の金属やプラスチック・ゴムなどの不純物が取り除かれているものとなります。
込真鍮
鋳物真鍮、バルブ、水道用品などのメッキ付き真鍮の混ざりもの。
真鍮製の仏具、仏壇用品、置物なども混真鍮です。
込真鍮とは、建材などに使用される蛇口やドアノブ、電子部品などの設置面などに使用されており、
黄色であることから「黄銅」とも呼ばれます。
装飾や青緑防止のために亜鉛のメッキがされている場合もあり、
これも込真鍮となります。
おおまかに不純物を極力取り除いた様々な真鍮であるため、”込”真鍮と呼ばれています。
真鍮は真中と漢字を省略している場合もありますが、これも同様の真鍮であり、込真鍮です。
砲金屑
銅と錫、鉛、亜鉛の合金で、水道メーターの容器、バルブ、ナット等あります。(青銅、ブロンズの1種で、BC-6等があります。)
100%砲金で不純物、付着物がない物に限ります。
万かに真鍮製の心棒が付いたものは、バルブ砲金となります。
プラスチック類、鉄、ステンレス等が付着した物は、買値を下げることもあります。
もしくは、混真鍮として扱いします。
メッキが付着したものは、バルブ砲金として買取をします。
真鍮製の物もあるので、その場合は混真鍮として買取をします。
アームス(アルミ青銅 アルミニウム青銅)
強度、耐食性、耐摩耗性に優れ、車両機械、スクリューなどの船舶用部品などに使われております。光沢のある黄金色をしていますが、青銅とは、本来錫を含む銅合金の意味であるが、アームス(アルミ青銅)には錫は含まれておりません。成分は、銅77%~88%、アルミニウム8.0%~11.5%、鉄2.5%~6.0%、ニッケル1.0%~6.0%、マンガン0.1%~1.5%となっております。
銅80~90%に、アルミニウム、鉄、ニッケル、マンガンを加えたもので、光沢のある黄金色をしている。引張り強さ、硬さが普通の青銅より大きく、軽量で腐食に強い。
外見は真鍮(黄銅)にも似ているが、真鍮はハンダ付けをしやすいのに対し、アルミニウム青銅はハンダ付けができないという大きな違いがある。
腐食や摩耗に強いため、化学工業用部品、船舶部品、機械部品などの用途で使用される。船のスクリューにされたり、色が似ていることから金の代用品として装飾品などに用いられる。4ストローク機関のバルブガイドにもよく用いられている。
「青銅」の本来の意味は錫と銅の合金であり、錫を含まないこの合金を「青銅」(Bronze)と呼ぶのは厳密には誤りであるが、これは銅と錫の合金というより銅合金全般の意味合いから「青銅」を用いたものであり、同様に「青銅」の語を名称に付けた合金にはマンガン青銅などがある。
結晶微細化合金の元祖である特殊アルミ青銅(アームズ・ブロンズ)は、当社創業者萩野茂がかつて三菱製鋼に在職中、理学博士朝戸順氏とともに研究、試作、その工業化を完成させたものです。
真鍮ワイヤーカット線
「ワイヤーカット」とは、「放電加工」とも呼ばれ、黄色い細いワイヤー線に電流を流しながら金属を糸鋸のように切る加工技術です。
ワイヤーカットは、夜セットして夜中にずっと稼動させ、朝には加工が出来上がっているということができます。
切削加工機では難しい硬い金型など、硬度の高い金属もワイヤー線を通すことによって加工が出来るというメリットがあります。
ワイヤーカット線は、電極となるワイヤー線に電流を流して鉄やステンレスなどの伝導性のある素材を図面に合わせて平面若しくは傾きを付けて精密に切る事が出来る加工ですが、ワイヤー線は電気を流しながら金属を切断する為の消耗品となり、使用済みの物がスクラップとして持ち込まれます。最近は、ワイヤーを粉状にカットして出てくることもあります。
これらを使用した後に、ワイヤー線を廃棄することがあります。
真鍮でできているので銅分が60%もあります。
よく工場などでビニールやフレコンに入れてスクラップとして買取りをしています。
真鍮は、熱伝導性にすぐれており、非磁性のため用途は様々です。
主な用途はバルブや機械部品、電機部品などに用いられる。
コネクターやガスコンロ、ファスナー、ホック、ねじ水道蛇口などに使われております。
真鍮鋳物コロ
真鍮鋳物コロともいわれる黄銅製の鋳物製品で、おもに各種バルブ類、設備系の継ぎ手に使用されています。鉄や砲金、プラスチック、ゴム等の不純物のついている物は、解体作業が必要となりますので評価は低くなります。
真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことを指し、別名:黄銅(こうどう、おうどう)とも呼ばれます。
特徴として、熱によっていろいろな形に加工がしやすい金属であるため、デザイン性の高いインテリア用品や装飾品、文房具に使われています。
もともと金属は、中に含まれるものの割合や、与える熱加減によって色が変わります。
その中でも大きな割合を占める亜鉛は、含有量が少ないと赤味が強く、軟らかく、亜鉛の含有量の多いと金色に近く硬いという特徴があります。
※亜鉛の含有量によって名前も変わり、丹銅(亜鉛5~20%未満)・七三黄銅(亜鉛30%)・六四黄銅(亜鉛40%)と呼ばれます。
真鍮は、この亜鉛の含有量が20%以上のものを指しており、やや赤みがあり、強度やしなやかさのバランスが取れた金属となっています。
2024.3.20
2024.3.20
2024.2.25
2024.2.25
2024.2.22