アルミエンジンスクラップ
投稿日:2025.08.13
アルミエンジンスクラップ
自動車用のアルミエンジンは「ADC系」(アルミニウム・シリコン・銅合金)が多く、シリコン約10.8%、銅約2.5%、残りがアルミ。エンジンを分解した際に出るコロッとした塊(“エンジンコロ”とも呼ばれる)として扱われます。
アルミエンジンスクラップは、エンジンそのままにアルミがついているものだと『白黒エンジン』と言われますが、エンジン部分の鋳鉄と鉄の部分を全て取り外すと、『アルミエンジンスクラップ』として回収買取りが可能となります。
鉄やゴムパッキンをなるべく外していただくと、不純物がなくなり買り金額が上昇します。
自動車エンジン用のアルミの材質は「ADC」という品目になります。
これはアルミ(Al)とシリコン(Si)と銅(Cu)から成るアルミ合金です。
内容分としてはシリコンが10.8%、銅が2.5%、残りがアルミという配合になります。
この成分は流動性と鋳造性を高めるための構成ですので、自動車エンジンのように型に流し込んで製造する品目には十分な合格ラインとなります。
スクラップとしてのエンジンコロはアルミリサイクルの利点でいうと非常に便利な品目です。
なぜかと言うと、あらゆるアルミ製品の元となる地金(インゴット)を作るときに必要なエネルギー量が、鉱石から作るよりも遥かに少なくて済むからです。
通常、ボーキサイトから地金を作ると1tあたり1.7万KWHという膨大なエネルギーを使って溶解、精錬する必要がありますが、アルミスクラップから地金を作るのであれば、必要なエネルギーは約3%程度で再生産できるのです!
日本ではボーキサイトからアルミナを抽出する「一次地金」とスクラップからつくる「二次地金」の割合は半々くらいと言われています。
アルミのエンジンコロは成分がADC系と統一されていて、仕上がりの成分も安定するため重宝されるというわけですね。








