真鍮とは、
投稿日:2022.03.18
真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金のことを指し、別名:黄銅(こうどう、おうどう)とも呼ばれます。
身近なところでは、五円硬貨やブラスバンドの金管楽器などでもおなじみの素材。他にもブラス(真鍮)は、建築物や家具の装飾に使われていたり、腐食がしにくく伝熱性もあることから、工業用のパイプや配管などにも広く使われています。
特徴として、熱によっていろいろな形に加工がしやすい金属であるため、デザイン性の高いインテリア用品や装飾品、文房具に使われています。
もともと金属は、中に含まれるものの割合や、与える熱加減によって色が変わります。
ブラス(真鍮)の歴史をひも解きますと、そのルーツは思いのほか古く、二千年以上前のローマ帝国時代にはすでに使われていたという説もあるほど。ちなみにブラスは銅と亜鉛をかけ合わせて作られる合金で、その配合や熱し方を調整することによってきれいな金色になります。
一般的にはここ数百年の間で精製技術が安定し、広く使われるようになったといわれています。もちろん現在は機械による製造・加工技術が発達していますので、遠いローマ時代の人々からは想像もつかないほど効率的に、各分野で大量生産されています。
ちなみにブラスの融解温度は約 800~900 度と、金属の中ではそこまで高くはないのですが、それでもあの小さな炉の中は 1,000 度ぐらいにはなっているとのこと。
その中でも大きな割合を占める亜鉛は、含有量が少ないと赤味が強く、軟らかく、亜鉛の含有量の多いと金色に近く硬いという特徴があります。
※亜鉛の含有量によって名前も変わり、丹銅(亜鉛5~20%未満)・七三黄銅(亜鉛30%)・六四黄銅(亜鉛40%)と呼ばれます。
真鍮は、この亜鉛の含有量が20%以上のものを指しており、やや赤みがあり、強度やしなやかさのバランスが取れた金属となっています
身近なところでは、五円硬貨やブラスバンドの金管楽器などでもおなじみの素材。他にもブラス(真鍮)は、建築物や家具の装飾に使われていたり、腐食がしにくく伝熱性もあることから、工業用のパイプや配管などにも広く使われています。
そんなブラス(真鍮)の大きな特徴といえば、人の手に触れたり表面が酸化していくことで起こる、経年変化です。
表面になんの塗装も施していない無垢(むく)なままのブラス製品は、はじめはきれいな金色に輝いていますが、だんだん時を重ねていくにつれてくすみはじめ、やがては緑青(ろくしょう)が見られるほどに表情が変化していきます。これが、アンティークのような重厚な雰囲気へと育っていきます。
緑青とは銅が酸化することによってさびが発生し、表面が青緑色になる現象のこと。さびといっても害はなく、内部の腐食を防いだり、抗菌力が備わるなどの利点が緑青にはあります。
ブラスも銅と亜鉛の合成金属ですので、時間がたてば、やがては緑青が発生することになります。
もちろん、重曹や専用の緑青落としなどを使えばかんたんに落とすことができますし、カトラリーなどはこまめに拭いて水気をとっておくことで、きれいな金色を保つことができます。
しかしアイテムによっては、あえてそのままにしておくのもおすすめです。
そうすることによって、表面の金色がくすんでいくさま、そしてその先にある “さび” や “緑青” の風合いをも楽しむことができるからです。








