真鍮製鋳物製フロアーフランジ
投稿日:2022.08.13
真鍮製鋳物製フロアーフランジ

真鍮と聞くと表面が金色でザラザラしたものを思い浮かべるかもしれませんが、じつはそれは砂型から取り出した状態の鋳肌のこと。真鍮鋳物はそのイメージを覆すかのように非常になめらかな表面がみてとれます。なぜか。その秘密は、経験と技術を積み重ねた金具職人でなければ成し得ない技と手間にあります。
真鍮は「鋳造」して作られます。鋳造とは材料となる金属を溶かし液体にした後、型に流し込み、冷やして目的の形状に固めて造る方法のこと。そして、鋳造して出来た製品を「鋳物」と言います。
「砂型手込め鋳造」は、すべて職人の手作業で行われます。まず図面を立体に起こした木型を製作し、その木型を元に鋳型を製作。その後、上下に別れた木枠に鋳型を入れ、手で圧力を加え砂を固めて形成した砂型に、1,100℃の真鍮を流し込みます。冷却後固まった真鍮鋳物を砂型から外し、仕上がりに応じて金属の表面を加工してようやく完成します。
木枠の中に鋳型を入れ、その周りを砂で敷き固め、鋳型の表面が上下の型の接合面になるよう砂を削る「見切り」を行います。その際、溶けた金属がしっかり行き渡るよう製品の形状によって金属を流し込む注ぎ口「湯口」や、湯(溶かした金属)の通り道「湯道」の角度を計算して砂型を形成していきます。
真鍮をガス炉の中で約2時間溶解し、撹拌棒を使ってかき混ぜ金属内に混じった不純物を取り除いていきます。時折燃え滾った炉の中で小さな爆発が起こりますが、これは不純物が混ざっているため。もくもくと上がっている煙は湯気などの水蒸気ではなく銅より沸点の低い亜鉛が燃えて発生する煙です。確かな職人の手と目によって丁寧に取り除き、純度を高めていく。危険を伴う慎重な作業です。
真鍮の鋳込温度は1,100℃。炉の中で溶かした真鍮を砂型の隅々まで行き渡るように流し込みます。木枠に入った砂型に1つずつ手作業で流し込むのですが1つの砂型から出来る製品はごくわずかです。手作業かつどれほど手間暇がかかっているかがお分かりいただけるでしょう。
パチンコ屋さんなどでは、フロアー用のフランジで椅子が床に固定してある場合があります。
パイプなどをネジ切りしてフロアーフランジに差し込み、ネジで固定することによって、パイプや丸棒などを固定することができます。
またパイプ同士をつなぎ合わせて固定する場合に使われることもあります。
こういったフロアーフランジは、装飾の意味から鉄以外の素材が使われますが、アルミは割れたり欠けたりして危険なので、かなり厚みを持たせた真鍮やステンレスなどが多く使われています。
真鍮製フロアーフランジは、『込真鍮』として回収買取りを行っています。








