アルミの市況に違和感を感じます。
海外のアルミが上伸びしています。前にもお話したように、
銅、アルミ、ステンレスなどの非鉄金属などの国際商品は、
ロンドンのLMEという商品取引所によって決められています。
アルミについては、年初の 1568 ドル(3 ヶ月先物)から 2007 ドルと大幅に上昇しています。
なんと、率にして 30%近く上がっているのです。
しかも、在庫も 455 万トンと過去最高の水準にあります。
ところが、実際にこれほどの現物があるのか、実は大いに疑問です。
これだけの物量は実際に倉庫に入らないとの話もあります。商社などの
担当は、実際の売買から見るとこの在庫は非常に違和感があるそうです。
ここまで極端に品物がある感じは、なさそうです。
在庫もそうですが、価格的に高騰しているようです。
ファンドなど投機的な影響が強い様です。
この先、経済指標の変動によっては、下落していくことも予想されます。