昭和三陸大津波被害からの道のり その2

そして数年後、ついに国が動いて、2,433mに及ぶ大防波堤を建設。

その結果、日本でも、全壊家屋1,500棟、142名以上の死者、行方不明者を出したチリ沖地震津波の時、田老町も5mの津波にさらされましたが、この防波堤のおかげで驚くほど小さな被害で済みました。

万全な対策を取る、取らないという違いが、大きな差を生んだのです。 その後この事実は、全世界に知れ渡るほどのものとなりました。今では、“津波防災宣言のまち”として、年2回の大規模な防災訓練をはじめ、様様な対策をとって防災に磨きをかけています。