ドラム缶に入ったアルミ切子の回収をさせていただきました。

効率のみを求めるのなら、ドラム缶に入ったアルミ切子に反転型のフオークリフトを使った方が作業時間は早く済みます。

但しドラム缶が変形してしまってはその後の作業にも影響が出てきます。

作業効率も大切ですが、相手の現場の気持ちも考えないといけません。

なるべく現場の作業環境を綺麗にしたいものです。

 

 

テレビアンテナをアルミで作っている会社があったということで、それらの回収の見積もりをするために伺いました。

主が亡くなってしばらくそのままにして置いてあったそうです。

 

搬出経路は、奥に窓があり、隣は空き地になっているので、そこからどんどん出すのが一番いいのかなと思いました。

 

 

 

 

ちょうど隣地が空き地になっているので、そこからアルミのアンテナを出すように準備をしました。

ただ解体した直後の土地なので、トラックなどを入れてしまうと、すぐに土に埋まってしまうかもしれません。

フォークリフトと鉄板を持ってきて、一枚一枚鉄板を敷いておくことにします。

敷いた鉄板の上だけで作業をしたり、トラックを止めたりすれば、作業は十分に可能だと思います。

 

 

 

外から見ると普通の一般の家なのですが、奥に入っていくと広い土間の所に工場がありました。

そこでアルミのアンテナの製作作業を行っていたので、周囲からは加工工場にはとても見えなかったようです。

一般の家にこうやって大きい広場を作っているアルミアンテナのメーカーがあるということにびっくりしました。

 

 

表向きは一般の家で、玄関を入ると横に居間などがあります。

ところが、その居間から一歩奥に入ると、中はワンルームの広い工場が登場しました。

真ん中は作業台のスペースで、ボール盤などの色々な作業工具が置いてあり、まさに「秘密工場」の装いでした。

こんなところに大規模なテレビアンテナを作る工場があるとは、露ほども思いません。

宅急便などが日々出入りし、玄関先に色々なものを置いていくので、「一般家庭なのになんでこんな工業製品が持ち込まれるのだろう」とちょっと不思議な感じがするのではないでしょうか。

中に入ると色んなネジ、ボルト、ナット、作業工具などがぎっしりと並んである様子からも、「秘密工場」の雰囲気がプンプンとしてきます。

 

人知れず作業に打ち込める環境という点で、十分なスペースです。

住宅街の真ん中にあるので、一人作業に没頭することが可能です。

衣食住を兼ねたいい場所で作業に打ち込める、とてもいい環境だと改めて感じました。

 

 

アルミの部品を使って菊などの栽培も人一倍熱心に取り組んでいたそうです。

玄関にはびっしりと園芸鉢が並び、屋上の物置の中には肥料や土など園芸に使うものがびっしり入っていました。

アルミの支柱などを使って園芸も一生懸命されていたということです。