外から見ると普通の一般の家なのですが、奥に入っていくと広い土間の所に工場がありました。
そこでアルミのアンテナの製作作業を行っていたので、周囲からは加工工場にはとても見えなかったようです。
一般の家にこうやって大きい広場を作っているアルミアンテナのメーカーがあるということにびっくりしました。
表向きは一般の家で、玄関を入ると横に居間などがあります。
ところが、その居間から一歩奥に入ると、中はワンルームの広い工場が登場しました。
真ん中は作業台のスペースで、ボール盤などの色々な作業工具が置いてあり、まさに「秘密工場」の装いでした。
こんなところに大規模なテレビアンテナを作る工場があるとは、露ほども思いません。
宅急便などが日々出入りし、玄関先に色々なものを置いていくので、「一般家庭なのになんでこんな工業製品が持ち込まれるのだろう」とちょっと不思議な感じがするのではないでしょうか。
中に入ると色んなネジ、ボルト、ナット、作業工具などがぎっしりと並んである様子からも、「秘密工場」の雰囲気がプンプンとしてきます。
人知れず作業に打ち込める環境という点で、十分なスペースです。
住宅街の真ん中にあるので、一人作業に没頭することが可能です。
衣食住を兼ねたいい場所で作業に打ち込める、とてもいい環境だと改めて感じました。
先週日曜日の9時頃電話が有り、
17年前に旋盤加工を経営されていたご主人様が亡くなられて、
「機械設備の処分に困っているから相談したい」
今ちょうど、家の家財道具の整理に来ているから、
「日曜日ですが、見てくれますか?」
家族の方から相談を受けて、工場設備の処分を依頼を頼まれました。
工場の中に入り、とても17年前とは思えないほど
きれいに整理整頓されていて、
ご主人のきっちりとした性格が解るほどでした。
メンテナンスが施された機械設備の一つ一つに錆が出ないように
ビニールが被せられていて、「これからも仕事をするんだ。」
意気ごみが感じられます。
古い設備なので、スクラップ処分ということに。
打ち合わせしてすぐに
依頼主から「来週にも、すぐにもお願いします。」とのこと。
依頼主の予定を聞き、
今週の金曜日、土曜日にお願いできれば、
自社内の予定の調整後に、「対応できます」と。
「早急に対応できてよかった。」
困っている人のお役に立てれば
日曜でも伺います。
天井クレーンの解体撤去も作業項目に
最近では個人の大家さんや法人の大きな会社が持っている貸し工場は、そのまま設備を置いていける場合もありますが、
自分らがスケルトンの状態でつけたものは全部取り除かなければいけません。
次の借り手がそれを使うのであれば、それらを契約項目として入れるということもあります。
また、電気設備や配線なども全部取らなければいけないというところもあります。
そういう場合は、天井クレーン撤去作業と動力線の配線を全部取り外すことも作業項目になります。
高所作業車なども必要になりますし、人員も数名協力して作業をしてかなければいけないということもあるので、作業項目として確認を行っていきます。