とある日の事です。
機械設備製造の社長から電話があり、「機械の処分に困っている人がいるから、連絡してくれ。番号言うから、メモしといて。じゃぁよろしく。」とおっしゃって通話が終了しました。
職人社長の短い電話を聞き取るには意識を集中しないと怒られるので注意してメモした連絡先の携帯電話に連絡したら、機械の音がうるさくて中々聞き取りにくくやっとの思いで聞き取ることができた内容がこちら。
「とにかく見てくれ、話はそれからするから。」と言われその工場に打ち合わせに行きました。
行った先は大きな工場で、その片隅にその機械は、有りました。
見せられたものは、大きなプレス機でした。
今の機械はこんな作り方はしないのですが、とても大きなホイールローダーが真ん中でグウァングァンと回っていました。
古いけどパワーは十分。
作りが丁寧でしっかりとした機械でした。
電話の際の騒音の原因はこれだったのか、と思わず納得しました。
「現役で動いているけれど、もうそろそろ設備の更新時期だから、これをどうしようかと思っている」
30分ほどで解決策が見えてきたので、その内容を説明すると工場長は大喜びでした。
『今日、車何乗ってきたの?』と聞かれたので、『じゃぁ手ぶらで返すのも何なので…。』ということで・・・。
笑点の大喜利じゃないですが、「座布団3枚!」ではなく。。。
プレスの当てに使う「ステンレスの板40枚を持ってけ!」と半ば強引にいきなりリフトに積み始め、大丈夫かなと心配になったので横から見るとハイエースがフロントアップしてました。(笑)
店に返って計量すると、260kgもありました。