ステンレス・ニッケル・特殊金属の種類の紹介

ステンレスの3要素

マルテンサイト系

フェライト系

オーステナイト系 他にもありますが。

 

これがスンテレスの3要素みたいなものです。

それぞれの家系で特長がありますので

 

主に使われる4つのステンレス素材

 

①SUS410

 

鉄に 13%のクロム が入った

マルテンサイト系ステンレスの代表格です。

 

最大の特徴は焼き入れと呼ばれる熱処理が可能なこと!

熱を加える事で固く強くなる性質をもっています。

 

固くて丈夫なためドリルねじやタッピングネジ用に使用されることが多いです。

弱点は耐食性が低く、さびやすく、磁性(磁石にくっつく力)があるところです。


②SUS430

 

フェライト系ステンレスの代表は

クロムを18%含んでいるSUS430です。

 

別名鍛造鋼とも呼ばれ、建築の内装用ビスや水周りにも使える優等生です。

溶接性が高く、加工がしやすいのも特徴のひとつです。


③SUS304

 

ステンレスと言ったらこれ!

代表的なステンレスです。

オーステナイト系ステンレスと呼ばれ

18%のクロム8%のニッケルを含んでいます。

実はニッケルを含むと、磁性が消えるんです。

耐食性も高く、溶接もできるので

家庭用工業用問わずオールマイティに活躍しています。

 

通常の加工では磁性は発生しないものの冷間鍛造加工によって微磁性が発生します。

 

磁性がほぼないので

先端に磁石のついたビットでもくっつかないので使いにくいです。

 

④SUSXM7

SUS304は加工による硬化が起こりやすく

それを解消するために作られたのがSUSXM7です。

銅を加えることで冷間加工性を上げ

304の欠点である硬化による割れや欠けを減らすことができます。

つまり、形状を作りやすいという事です。

加工性が高いので小ねじや六角穴の開いたネジに用いられてます。

 

SUS304、Sus304 成分はNi8%Cr18残部Feです。

SUS301、Sus301 成分はNi7%Cr17%残部Feです。多少磁性があります

SUS304、Sus309 成分はNi12%~15%、Cr22%~24%です。

Sus310、Sus309 成分はNi19%~22%、Cr24%~26%です。

SUS316、Sus316 成分はNi10%~14%、Cr16%~18%です。Moを2~3%含みます。

ステンレス粉、切粉、ダライ粉  SUS304、Sus304の削り粉を指します。異材、他の鉄や非鉄金属の混入には注意をしてください。

キュプロ ニッケルと銅の合金。ニッケル10~30%含み残部は銅となる。

純チタン 多少の不純物を含んでいるが、ほぼチタンからなる合金

ステライト コバルトを主成分として、クロムタングステンからなる合金

メッキタコ メッキ工場から排出されるニッケルメッキハンガーの付着物

ニクロム ニッケルとクロムの合金。保温に使われる電熱線に使われていま

す。