鉄スクラップと鉄リサイクルの質的変化

愛知県名古屋市鉄くず回収、スクラップ処分、てつくず処理の山下商店 山下勝弘です。

現在、鉄については、鉄鋼生産時や工場等で発生する加工スクラップ、土木・建築物の解体時に発生するスクラップ、自動車などの使用済製品から回収されるスクラップが再び鉄鋼生産されて、製品となり、我が国で製造される鉄鋼製品の原料約1億4千万トンのうち、約5,300万トン(約38%)が鉄スクラップ由来の原料となっています。

鉱物資源である鉄鉱石などに加え、我々が使用し不要となった鉄製品、いわゆる「鉄スクラップ」です。鉄は廃棄された後、スクラップとなり、何度も繰り返し新しい鉄製品として甦ることの出来るリサイクルの優等生です。また、鉄スクラップとは、天然資源の乏しい日本が持つ貴重な資源となります。

鉄スクラップの代表的な品種は、新断、H2などがあります。

・H2

 

 

 

 

 

日本国内における鉄スクラップの中で最も流通量が多い指標品種。建築物の解体工事などから排出された鉄筋、鋼矢板などで構成される。(一社)日本鉄源協会の検収統一規格では、「幅500㎜以下、長さ1,200㎜以下、厚さ3㎜~6㎜、単重1,000kg以下」。

・新断

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自動車や機械製品の製造工場などで鋼板を加工した後に残る端材。そのままのものがバラ、圧縮したものがプレス。表面処理していない薄鋼板で酸化していないものがA、多少酸化している薄鋼板又は鋼材材質に悪影響を及ぼさない表面処理鋼板ものがBとされる。