これからも、銅や鉛,亜鉛などの非鉄金属も再資源化、リサイクルが必要になってきます。

非鉄金属素材の主たる原料である精鉱(鉱石を粉砕し、浮遊選鉱により非鉄金属を濃縮したもの)は、硫化物である。

このため、非鉄金属製錬は、精鉱を酸化していき、過剰に酸化
した分を還元して元に戻すというのが基本操作である。

そして酸化反応であるために発熱を伴い、かつ高純度の素材を作るために

最終の操作として電解精製を持っている

まず粉状の精鉱を炉に装入して酸化し、酸素が溶け込んだ又は酸化した目的金属を作り、
そのあと還元して粗金属とし、これを電解精製して精製金属を得るというのが非鉄金属製錬の基本であるが、銅製錬のように二次酸化を行なうもの、亜鉛製錬のように還元だけで精製金属を得るものもある。

銅や鉛,亜鉛などの非鉄金属についても,

金属生産において今後は環境制限が厳しくなると思われる.

採掘に伴って発生する粉塵や膨大な量の廃棄物,

製錬に伴って発生する排液や排ガス,

さらには,ヒ素やカドミウム,水銀などの有害元素を

含む廃棄物処理等のコストは,環境制限が厳しくなるとともに増大しています。