機械回収の当日は、周りの機械も全部動かしてあり、 作業がすぐに出来るような状況になっていました。

機械回収の当日は、周りの機械も全部動かしてあり、

作業がすぐに出来るような状況になっていました。

電源も外されていたので、

前後の台の取り外し作業に、すぐ取り掛かることができました。

まず六角ボルトを外し、

角にあるステンレスの枠を取り外します。

そして前後の台を取り外そうと、

いろいろな部分のボルトをインパクトレンチで外していきました。

ただ、ここで問題は、

前後4箇所ずつあるセンターボルトを全て取り外すことです。

下の一箇所がなかなか外せませんでした。

アンカーボルトらしきものはあったのですが、

そこにスピードローラーを入れることは困難だということがわかってきました。

その部分は、また別の方法を考えることにしました。

六角スパナで前の左右についているステンレスのアングルの台を外しました。

しかしそうするとピンが抜けません。

なので、そのまま機械ごと入口方向へ振ることにしました。

少しずつ上げながら、本体の下にアルミ台車を敷きました。

そうすることによって、

機械全体を手前に引き寄せることが可能になりました。

機械全体を手前に出したので、進行方向の先の台の下にハンドリフトが入りました。

これでなんとか機械をゆっくり広い場所に移動することができました。

やってみると、

後ろの台が少しずつ緩んできています。

後ろの台が外れることがわかり、

後ろの台を外すことに成功しました。

手前の台も少しずつ間をあけるようにして、

外すことが出来ました。

手前の台が外れたので、

手前の台だけ台車に乗せてゆっくりと外に出しました。

こうしてやっと、トラックの積み込みまでこぎつけました。

機械前後の台が外れたので、

後は本体をゆっくりと外に出すだけです。

 

この機械の解体撤去の仕事は、終盤に向かうこととなりました。

慎重にアルミ台車に載せた本体をゆっくりと外に出していきます。

 

ゆっくりと表のトラックの横まで手で押していきました。

 

これで工場の外に出すところまで終わりました。

床がちょっと油で汚れていたので、

「スーパークリーナー」という油汚れ専用の洗剤をモップに付けてちょっと拭くと、きれいになりました。

最後に依頼主に言われて、

他の台の移動も行い、全体的に綺麗になったと思います。