星野リゾートが伸び続けているひとつの理由 その2

星野リゾート代表の星野佳路氏は、もともと米国コーネル大学ホテル経営大学院を出ていて、そこでアメリカのホテル業界のルーツについて研究もしていたようで、経営者という立場では、世の中で大きな変化があるとき、必ず業界のルーツに立ち返るということをしているそうなのです。

そして、世の中が大きく変化した中で、上手くいった旅館がなぜ上手くいったのか、ダメになった旅館がなぜダメになったのかを研究し、今、自分たちがどの時点にいて、これからどうすればいいのかを考えるそうなのです。

なので、山下商店であれば、この鉄リサイクル業のルーツを調べ(ちなみにルーツとしては、戦後復興期に誕生した業界で、当初は在日の人が多かったということがわかっています)そして、変化の中でどうすれば上手くいくのかを考えることが大事だということです。

これから世の中がロボット社会になっていく中で、鉄リサイクル業の将来がどうなっていくのか、はっきりと見通すことができなくても、ルーツに立ち返ることはできます。これから私もこの業界のルーツというものを、さらに研究していきたいと思います。