杉山フルーツ店は、何故ピンチをチャンスに変えれたか?

 

静岡県に住んでいる人10人に「杉山フルーツって知ってる?」と聞くと7人までは、「それって生ゼリー売ってる店だよね。」もしくは、「よくテレビや雑誌に出てくるあの店だよね。」と言われるぐらい静岡では有名な店です。

「えーっ!本当かな?」と思い早速、新幹線に乗り富士市駅から車で15分走ったところにある吉原商店街(吉原地区人口13,000人、5,500世帯)の一角にある杉山フルーツ店に行ってきました。

店の周りはひと影もまばらでいくつかの店が閉店して少しさびれた感じです。お店に入り注文して食べたところとても美味しくて生ゼリーを5個も食べてしまい久々に大人食いを堪能しました。

早速前回の山下良太郎通信を渡して「すいません僕、個人通信発行しています。取材させてもらっていいですか?」通信と顔をチラチラ見ながら、心地よく杉山さんは、

「あんた熱心だね。いいよ。」

(正直この時が一番緊張するときです。此処まで来て断られたらどうしようか?と何時も思っています。)早速取材開始です。バシャバシャと写真を撮りながら質問です。

「どんな人がよく見学に来ますか?」

「1番.美容師2番.学校の先生3番.医者あとは経営者かな、役人もよく来るね。」

「ところであんたどんな商売?」

「鉄屑回収業です。」

「あんたみたいな業種の人は少ないな。」

「今度名古屋で僕講演するけど一般の人は入れないからまた来てね。」

来客がひっ切りなしに来てその合間にゼリーを手際よく作り続けながら話しを続けます。